日時 |
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平成20年 3月17日(月) 16:00−17:30 |
場所
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発達障害研究所 1階共同セミナー室
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演題 |
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関係論的ロボティクスとそのソーシャルメディエータとしての可能性 |
講師 |
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岡田 美智男 教授 (豊橋技術科学大学 知識情報工学系) |
講演要旨 |
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広汎性発達障害をもつ子どもは、養育者による生活支援が不可欠であるにも関わらず、他者との自発的な接点を持つことが困難である。一方、玩具などのモノの操作には執着し、常同的・反復的な活動を好む傾向がある。このような中で、一部の広汎性発達障害児とロボットとはその関わりにおいて親和性が高いことが知られている。ロボットは玩具と生物的な中間的な存在として、モノ的性質と他者的性質を併せもつことから、子どもたちの自発的な関わりを引き出し、社会的な関係へとつなげる社会的媒介者(social
mediator)としての可能性を秘めている。本発表では、関係論的なロボティクスの概要、及び滋賀県立甲良養護学校、および京都市子ども発達支援センターで進めている調査内容について紹介したい。 |
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