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ハミングコントローラー
ハミングコントローラーとは、1つのスイッチで電動車椅子を
動かす事のできる機器です。
「前進」・「右回転」・「左回転」・「後退」を ド・ミ・ソ・ド の音に割り当て、
順に慣らします。
例) ド・ミ・ソ・ド と音階が繰り返し鳴ります。
前進したい時は ド(低いド)が鳴ってからスイッチを押します。
前進します。走行中音は鳴りません。
停止したい時はスイッチを押します。
止まると、再び音階が鳴りはじめます。
走行中の方向転換はできません。方向を変えたい時は1度停止してから、
移動したい方向の音を選んで方向転換します。
音階は5回繰り返し鳴り、その間操作がなければ、6回目は鳴りません。
再開したい時は、スイッチを入れます。
※スイッチによる車椅子の操作方法は2パターンあります。
@スイッチを押してスタートし、止まる時もスイッチを押す Double Action法
Aスイッチを押している間だけ進む Single Action法
操作方法は選択できます
ハミングコントローラーの機能
・走行速度左右、前後 ・・・ 回すと速度が変化します
前後の速度と左右の速度が別々に設定できます
・スキャン速度 ・・・ 0(速い)〜9(遅い)
・音量 ・・・ 回して調節
安全性について
@ 緊急停止・回避機構
・非常用静止スイッチ(図1)
写真の青いボタンを押すと、走行中に停止する事ができます。
車椅子の背側についています。
・バンパー(図2)
バンパーは障害物と接触すると、ピピピと音が鳴り、走行中とは逆向きに
障害物から3cmほど離れて停止します。
バンパーは発砲ゴムで作っているため、接触すると変形するので、
障害物が壊れる事はほとんどないと思われます。
発砲ゴム↓
・超音波センサー
超音波センサーは、表面積に比例して超音波の反射が変わるので
椅子の足など細いものは察知できません
A 走行時間制限機構
走行中にスイッチ操作ができなくなった場合に備えて、走行中に操作スイッチが
一定時間操作されないと車椅子が停止する機能。
前進で 30秒間 時速 3km 25m
後退・左右で 10秒間 連続走行すると自動的に停止します。
B 操作スイッチ監視機能
操作スイッチ両端子ミニジャックプラグが挿入されているか否かを監視する機能。
走行中に万一、スイッチが抜け落ちた時には車椅子は自動的に停止します。
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