前  発生障害学部 研究テーマ(その5) 次


自閉症者由来歯髄幹細胞・iPS細胞の樹立と解析

  • 深田斉秀(愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所、発生障害学部)
  • 松木 亨(愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所、発生障害学部)
  • 時田義人(愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所、周生期学部)
  • 石黒 光(愛知県心身障害者コロニー中央病院、歯科)
  • 加藤 篤(愛知県心身障害者コロニー中央病院、歯科)
  • 中山敦雄(愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所、発生障害学部)

 近年、皮膚などの細胞から、体を構成するすべての細胞に分化可能な人工多能性幹細胞(iPS細胞)を誘導する方法が確立されました。当部門では、iPS細胞を誘導する元になる細胞として、抜歯後の知歯(親知らず)等から採取可能な歯髄幹細胞に注目し、現在自閉症患者からの採取、培養、保存を進めています。今後は、歯髄幹細胞からiPS細胞を樹立を進めて、神経細胞への分化誘導、詳細な機能解析を行い、神経細胞レベルでの自閉症の病態理解を目指します。