酸素脈による有酸素運動能の評価
里中綾子、鈴木伸治、河村守雄1
障害者の有酸素運動能は最大運動テストで疲労困憊まで追い込むことがきわめて難しい。そこでわれわれは最大下運動の脳性麻痺者に対して実施する妥当性を初めて明らかにし2012年3月Archives
of Physical Medicine and Rehabilitationに掲載された。この最大下運動はわれわれが開発したプロトコルで、心拍数が108拍/分以上の運動負荷を初期負荷として3段階の漸増負荷をかけながら酸素摂取量を測定するものである。われわれはこの研究をさらに進めたところ、第二段階の負荷時における酸素脈がピーク酸素摂取量と相関することを見出した。
1名古屋大学医学部大学院
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